雛人形や五月人形を初節句のお祝いに贈るなら、岩槻人形優良店

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ひな人形

雛人形<販売ページ準備中 12月20日オープン予定!>

ひな人形

こちらでは、ひな人形の飾り方・しまい方。着付け、髪型などの細部。大きさ、その他の内裏たち囃子の名称・役割、そして周りを彩る大事なお道具について。また、あまり知られないひな人形作家の製作過程について触れていきます。

ひな人形の飾り方・しまい方

特別な決まりごとはありませんが、日本人は昔から四季折々の行事を楽しむことを好んでいましたので、早めに飾ることをおすすめします。 初節句の場合は通常の場合より2~3週間早く、一ヶ月少々飾る方が多いようです。一般的にひな人形は2月の節分の前後が多いようです。 大安・友引に飾り付けをするとよいと言われています。遅くともお節句の1週間前には飾るようにしたほうが良いでしょう。 昔から「一夜飾り」といって前日に飾ることは嫌う習わしのようです。

飾り方

人形の向きはどちらでも飾りやすい場所がベストですが直射日光の当たる場所は避けましょう。 まず飾る前にお部屋の掃除をしておきましょう。 しおり等で手順を確認します。飾る順に箱から出すとよいでしょう。 しまう時のためにどの箱に何が入っていたかをメモなどにしておくとよいでしょう。
(段飾りの場合)

  1. 緋毛氈(ひもうせん)を掛けます。先に左右を合わせて最下段から順に歩上ピンで止めます。
  2. お雛さまを用意します。飾るときには薄手の手袋を着用して、お雛さまなどの顔や手、金具などに直接触れないように注意しましょう。
    特にお顔は触らないように。
  3. お雛さまを最上段から順番にまた奥から並べていきます。手前を先に飾ると奥のものを飾る時に落としたりしますので、気をつけましょう。
  4. ひな道具を飾ります。特にこれといった決まりはないので、全体のバランスを考えて飾ります。同封のしおりを参考にするとよいでしょう。
    ひな人形の飾り方については、特別厳格な決まりがあるわけではなく、その時代、地方によって、かなり違いが見られます。

しまい方

「早く片付けないとお嫁にいくのが遅くなる…」というのは、昭和初期につくられた迷信です。片付けは、季節の節目という本来の意味からなるべく早め、遅くとも三月中旬までに済ませておきましょう。啓蟄(けいちつ)、3月6日頃を目安としてください。啓蟄とは二十四節気の一つで、冬の間地中にいた虫が這い出てくる頃です。飾る時と同様、薄手の手袋を着用し、お顔や手、金具などに直接触れないようにするのがよいでしょう。お天気の良い乾燥した日を選び、ホコリをよく払い、柔らかい紙でくるんで人形専用の防虫剤を入れて収納しましょう。保存場所は湿気が少なく、また乾燥もしすぎない押入上段や天袋などが適しています。秋に一度、陰干しすれば万全です。

1.親王
親王の小道具を取り顔にやわらかい紙をあて、姫を先に入れ、内掛の上に殿をおきます。
付属の持ち道具ははずします。
2.三人官女
官女の小道具を取り顔にやわらかい紙をあて、三人同じ向きにして入れます。
3.その他の人形
七段飾りのその他の人形の小道具を取り、やわらかい紙をあて、立ち姿の人形を下の段に入れ、上の段には座っている人形を入れます。
4.ぼんぼり
ぼんぼりの火袋をはずして写真の様に入れます。
5.お花・屏風
並べて箱に入れます。
着付け(衣装)
ひな人形の着付けは、大きく分けて、「本仕立て着付け」と「並着せ」の2種類あります。 もともとは実際に着物を着付ける手法で着付けたひな人形を本着せと呼んでいましたが、呼び名(言い方)に商標登録をしたお店がありますので、本着せと呼べなくなったのが始まりです。

本仕立て着付け

実際に十二単を着付ける様に、ひな人形に長袴(ながばかま)、単衣(ころも)、五衣(いつつぎぬ)、表着(うわぎ)、唐衣(からぎぬ)、裳(も)のと着せていきます。実際に本仕立てを販売しているお店は、お人形が仕入れの為、値段が高くなってしまいます。本仕立てで着付けてあるお人形は、袂から覗けば一目瞭然で分ります。

並着せ

それぞれ襟・袖・上衣・下衣を形を整えながら、貼り合わせて作ります。 胴の部分と裳の部分がつながっていない着せ方を並着せと呼んでいます。ひな人形店を販売しているお店の8割以上のお人形は並着せと言っても過言ではありません。
髪型

優雅さをあらわす髪型

髪は女の命ともよく言われますが、それはひな人形とて同じことです。髪型にも意味があり、例えば以下の「垂らし髪」「おすべらかし」などがあります。より優雅さをあらわし、殿の横に座るひなは、一層美しいことでしょう。

垂らし髪
「源氏物語」や「紫式部絵日記」などで見られる平安時代の髪型で黒いほど、また長いほど美人とされていました。 夜紙(よんのかみ)とも呼ばれていたそうです。
おすべらかし
平安時代の貴族女性の髪形。 現在の皇室でも正式な行事の際に、十二単とともにこの髪型がとり入れられております。 美智子様・雅子様のご成婚などでも知られています。最近のひな人形はこちらが主流のようです。
大きさ

サイズの表示は専門用語が使用されています。

柳(やなぎ)、芥子(けし)、三五(さんご)、十番(じゅうばん)、九番(くばん)、八番(はちばん)、七番(ななばん)と順に大きくなっています。 最近はわかりやすいように㎝で表示しているお店もありますので、わからないときは遠慮せずに尋ねてみるとよいでしょう。 また、お店で見た時と家で飾った時は大きさに違いを感じることもあるようです。できれば出かける前に飾るところの寸法を測っていくことをおすすめします。

節句品について(どんなものが喜ばれるか、贈る時期)

ひな人形は一般的には母方のご実家から贈られることが多いようですが、 父方から贈られる場合や、ご両家からのお祝い、ご夫婦自身でご購入など様々です。 父方のご実家もなにか形に表したいという方も多いので、「初節句お祝い」を若夫婦に差しあげたり、市松人形を贈るなどの場合が多く見受けられます。 販売店等にもよりますが、お届け日はご都合の良い日を選べるでしょう。ただし、1-2月の吉日といわれる日はお届けも多いのでご希望日が叶わないこともあるかもしれません。 また、 季節商品ですので、完売すると追加製作が困難となります。 これはと思うものがあったら、予約をしておいたほうが安心です。

お内裏様、五人囃子、等それぞれの役割

それぞれの名称など

お姫様
おひな様では主役。宮中の殿上人の装束を表しており、女雛は皇后様をあらわしています。関東風の飾り方では、お姫様は向かって右です。古典的、関西風では、向かって左に位置することが多いようです
お殿様
「お内裏様(おだいりさま)」「親王(しんのう)」などと呼ばれます。男雛は天皇をあらわしています。
三人官女(さんにんかんじょ)
お姫様のお付きの侍女です。宮中に仕える女官をあらわします。中央の官女が身分が高いもしくは既婚者とされ、お化粧は眉無しお歯黒が正式です。左右の二人の官女未婚ということでは眉もあり、歯も白くなっています。
五人囃子(ごにんばやし)
元服前の貴族の師弟で、宮中で働く楽器を演奏する人たちでした。それぞれ「太鼓」「大鼓」「小太鼓」「笛」「謡」を担っています。
右大臣・左大臣
宮廷では天皇の次に権力を持っている隋身と呼ばれる役割を担っており、お殿様のお供をしたり、時には恋の橋渡しをしたり、色々なお仕事をこなしたようです。おひな様をお守りする意味で並べられています。
仕丁(じちょう)
宮中では従者・衛士といった立場でえらい人の身の回りの世話や警護をする役目を担っていました。。右側の怒った顔の人はほうき、真ん中の泣いた人は靴、左の笑った人は、熊手を持っています。飾り方は諸説あります。
ひな人形の道具
屏風(びょうぶ)
 屏風はひな人形を引き立たせるための大切なお道具です。古くは中国漢の時代から、風よけなどの道具として存在し、その後王族の装飾品となっていきました。 日本においては奈良平安時代などでは一扇だったものが、六扇になっていったり、現在のような開閉可能なものへと変わっていきました。  ひな人形のお道具としては、木・プラスチック・紙などの素材に金箔が施してあるものや刺繍が施されたものなどさまざまなものがあります。
几帳(きちょう)

 几帳面の語源となったもので、二本のT字型の柱に薄絹を下げたのれんの様なものを言います。この几帳の柱の角を落として面取りをするという作業は とても正確な技術が必要であったことから、「几帳面」というようになったのだそうです。几帳は、移動可能な隔ての道具です。内部を小間に仕切る為に使ったり、どこにでも置くことができ、大間を小さい空間に間仕切るのに重宝だっのです。
最近のひな人形は、屏風か几帳を背に飾ることが主流のようです。

雪洞(ぼんぼり)
「雪洞」と書いてボンボリと呼びます。お茶室で使われる灯りの一つでした。蝋燭立に紙や布で覆いをしたお道具の事です。灯りをともした状況で「ほんのり」という言葉から生まれたという説や「ぼんやり」という言葉から生まれたという説などがあります。
現在は木やプラスチック製のものがほとんどです。
菱高三方揃(三方)
三方(神道の三つの方向・方面のこと、また神事において使われる 神饌(しんせん)を載せるための台)・ 三宝(仏教の三つの宝の事)から由来しています。段飾りの場合三人官女の中央の官女が持っています。地方によっては「三方」の代わりに「嶋台」を持っている官女もおります。「三方」には口花をさした瓶子(瓶子)を飾ります。
瓶子(へいし)
 神事で酒を入れる器のことで、 壷の一種で口縁が細くなっている形をさし、祭や祝事等の行事に一対で使用されました。 ひょうたんから生まれた徳利へと変化していったようです。ひな人形のお道具としては、口花をさして三方にのせます。
口花(くちばな)
 瓶子にさす花の事です。飾る花は紅白の梅や桃の花が多いようです。
菱高三方揃(高杯)
 高杯(たかつき)は脚台をもつ器です。縄文、弥生時代からある形で、身分の高い人に献上するための器です。
ひな人形のお道具としては、二段重ねの紅白の丸いお餅や和菓子などを載せています。
菱高三方揃(菱餅)

 菱餅(ひしもち)は和菓子の一種で桃の節句にひな人形とともに飾ることでも知られています。
初めは蓬(よもぎ)に菱の実を組み合わせた緑と白の2色だったものが現在のように山梔子(さんしし。クチナシの実)を加え3色となっていきました。
 それぞれの色には諸説ありますが、大地の緑・雪の白・桃の花の桃色というように自然の色にたとえた由来、緑が健康や長寿、白が清浄、ピンク(紅)が魔除けを表しているという由来があります。

箪笥(たんす)
 衣服や服飾用の小道具などを納める収納家具。日本では婚礼箪笥といわれる、結婚時に用意される一式揃いのものがあり、ひな人形のお道具として飾るようになったようです。
長持(ながもち)
 衣服や調度などを納める長方形の大型の箱。婚礼の際この数により家の格が決まると言われていました。
鋏箱(はさみばこ)
 長持ちと同様に外出の際に必要な衣類・調度・装身具などを納める箱の事です。古来、竹に衣服を挟んで運んだために、「鋏箱」という名前となりました。婚礼の道具の一つだったことから、ひな人形のお道具となったようです。
火鉢(ひばち)
 簡略形は丸、角などですが、正式な火鉢は「台火鉢」と呼ばれ、猫足形の4本の足のついた四角形をしており、婚礼道具の一つとされていました。
台子(だいす)
 茶の湯に使用されるもので、風炉・釜・水指・建水・杓立・蓋置の皆具を載せたものです。
こちらも婚礼道具の一つとして数えられていたことから、ひな人形のお道具として飾るようになったようです。
牛車(ぎっしゃ)
牛にひかせる乗用の屋形車。 御所車とも呼ばれます。平安時代には貴族の一般的な乗りものでした。男女の区別は特になかったのですが、その趣向・風情で身分・家柄もある程度表していたようです。
桜・橘(さくら・たちばな)
 桜、橘(たちばな)は、桜を向かって右(左近の桜)、橘を左(右近の橘)におきます。この場合はお雛様から見た場合の左右ですので、向かって右が桜となります。
 おひな様は京都御所をモデルにしたものです。京都御所のお庭に植えてあります。
犬筥(いぬばこ)
犬形の張子細工の事です。安産で子も丈夫に育つという事から、赤ちゃんのお守りとしていたようです。
近年では愛子さまのお誕生の際に、天皇陛下から贈られて、脚光を浴びています。
毛氈(もうせん)
 平安時代の絨毯のようなもので、赤い毛氈は緋毛氈と呼ばれひな人形を飾る際に必要とされています。
ひな人形作家の仕事(制作過程)
  1. 人形の頭(かしら)の原型を造る釜に、目を入れて石膏を流し込んで固めます。
  2. 釜から取り出し人形の顔の形ができあがります。
  3. 細い筆で、入念に髪の毛の生え際に墨を入れていきます。
  4. 眉、まつ毛を丁寧に描きます。
  5. 口紅を入れ小さな口もとに舌や歯をつけます。
  6. 塗り重ねた所から彫刻刀などを使い目を切り出して、面相の完成です。
  7. 額の溝に毛を平均に植え付けていきます(植毛)
  8. 毛ブラシで整えながら結い上げていきます。(結髪 けっぱつ)
  9. 最後にたまぐしを付け、お顔の完成です。
  10. 胴体を作ります。藁で作った胴に針金を通 し、藁を巻き腕や足を作ります。
  11. 縫製した袴をはかせます。
  12. 首元に袴を重ね合わせていきます。
  13. 中襦袢を着せます。
  14. 人形サイズに合わせ、着物を丁寧に縫製します。
  15. 着物を形良く着せ付けます。
  16. 上着になる唐衣(からころも)を仕立てます。
  17. 唐衣をバランスよく着せ付けていきます。
  18. 背中に裳袴をつけた十二単衣の優雅さを出します。
  19. 正面に裳袴の帯を取り付けます。
  20. 左右の腕を曲げ全体の形をとり胴体が完成します。
  21. 頭を首元に差し込みます。全体の形を整えるとひな人形の完成です。