岩槻雛人形について

2023年10月13日

埼玉県東部にある岩槻は昔から「人形の町」と言われてきました。
2020年の調査によると埼玉県の節句人形・雛人形生産額は35.4億円で全国第1位。第2位の静岡県は4.7億円ですから飛び抜けて多いことがお分かりかと思います。埼玉県内で人形を作っているのは岩槻に限りませんが、なぜ岩槻が「人形の町」と言われるようになったのでしょうか？

岩槻が人形の町と言われる理由
岩槻雛人形の特徴
岩槻雛人形取扱い店のご紹介

岩槻が人形の町と言われる理由

岩槻雛人形の特徴

岩槻周辺はもともと桐の産地だったことから桐の粉を使って頭の部分を作る桐塑頭に胡粉を施すことで肌の滑らかな美しい顔の人形が生み出されました。また、桐粉は木目込み人形の胴体にも使われます。
細かいパーツ作りを含め、数百という工程を経て職人の手によってひとつひとつ丁寧に作り上げられる岩槻人形は、他の人形に比べ、ふっくらと丸顔で頭と目が大きく可愛らしい印象が特徴です。
明治以降、東京の人形師の作品に比べ、岩槻人形は大衆向けとされていましたが、関東大震災の後に移住してきた東京の人形師たちから技術を伝授されたことで岩槻の職人の技術が向上、現在では「江戸木目込み人形」「岩槻人形」は経済産業省の伝統的工芸品として指定されています。
近年では京都を代表する織物の西陣織や金蘭織物を贅沢に使って作られた最高級の雛人形やオリジナリティ豊かな新しい感覚の雛人形も多く作られています。

岩槻雛人形取扱い店のご紹介

形の町岩槻で30年以上の歴史を持つ「岩槻人形優良店会」に加盟している店舗をご紹介します。いずれの店舗も自信を持ってお勧めできる雛人形が揃っていますので、お気軽にお問合せください。