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2018年3月3日
願いよ、届け! 「流しびな」開催
こんにちは。じいたんです。
今回はいつもの「子育てサポートブログ」ではなくて、岩槻のイベントをレポートします。早春の岩槻の一大イベント「まちかど雛めぐり」もいよいよクライマックス。本日、桃の節句に岩槻城址公園にて「流しびな」が行われました。
それにしても、今年の雛まつりは本当に穏やかで暖かな日でした。桃どころか桜の花も咲きそうです。そのせいか「流しびな」に集まった人数は例年以上だったようです。
流しびなは、お雛様の原型と言われている「さん俵(だわら)」に、願いを書き込み、水の流れに浮かべて成就を祈るという儀式です。でも、他にもたくさんの出し物がありました。
まずは「甘酒」(^-^; (無料ですからね)
甘酒を飲みつつ、岩槻城址公園の池を眺めていると、本当にのどかな気持ちになってきます。池には八つの曲がり角のある「八ツ橋」がかかっています。
イベント本番にはこの橋の上は、人だかり
で身動きできないほどでした。でも、なかなかの風情でしょう。
そして、小さな子どもたちによる琴の演奏。「うれしいひなまつり」の音色が場内に流れて、ひなまつりムードを盛り上げてくれました。さらには、かわいい鼓笛隊も出現。岩槻区内の幼稚園の園児たちなのですが、かなりの音量。肺活量も馬鹿にできないし、上手なので驚きました。
ふと見ると、お内裏様がいるではないですか。でも一人。
「あの、お雛様は?」
「いや、姫は着替え中なんです。彼女の着替えは時間がかかりますので」
「というと、どのくらい?」
「40分くらいはかかるかもしれませんね。なにしろ十二単ですから。そちらでご覧いただけますよ」
ということで、着替え中を覗き見すると、なんと三人がかりで着替えておりました。
十二単の着方を初めて目にしましたが、確かにこれは大変です。着るのも大変ですし、歩くときも、足元が見えないのではないでしょうかね。平安時代はのんびりしていたんですね。いとあはれ。
さあ、いよいよ。流しびな。思い思いの願いを込めて、たくさんのさん俵が流れていきました。どんな願いを書いたのかな。
ご来場者の一人に伺いましたら、「うちの娘は『丈夫な歯が生えてきますように』と書いてましたよ」だそうです。そういう時期なんですね。ちなみにこのご家族は、県外からいらっしゃったそうです。岩槻のお雛様をご購入いただいて、「流しびな」に興味をもたれ、もう4年連続でいらっしゃっているとか。
「大きな病気もなくここまで育ってくれましたので、験かつぎですね」というお話でした。
もうちょっと、雛を流している現場に近寄りたかったのですが、なにしろ人が多くて、迷惑をかけてはいけないので、遠目からのショットになりました。手前のボートの方はなにかって?
いわば波作りの神ですね。レンジャー部隊みたいですけれど。
とにかく、春を満喫のイベントでした。来年の「流しびな」は皆さんもいかがですか。