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2017年12月13日
妻に負けたと思った言葉
こんにちは。じいたんです。
私と家内は高校の同級生です。15歳で知り合って10年後に結婚しました。それだけの付き合いがあっても、結婚してから知ったことも数多くありました。
その中で、一番感心したことです。娘たちが幼稚園くらいの時、二人を前にして彼女は言いました。
「お母さんはあなたたちが大好きよ。でも、一番大切なのはお父さんだからね」
それを聞いたとき、私は『すげえ。これはかなわないなぁ』と思いました。
両親が仲良しで平和な家庭であることは、子どもにとって最良の環境です。彼女はそれをよく理解していてそう言ったわけです。
もちろん、実際に仲が悪かったことはないのですが、あえてそう言ってもらって、お父さん株もあげていただき感謝しました。「伴侶に恵まれたな」とも思いました。もっとも最近はすっかり『ダメ親父』扱いされておりますが…。
写真の花嫁衣裳の家内は、髪のセットがきつすぎて痛みをこらえていますので、かなり険しい顔ですがよく笑う人です。それが私には幸いでした。
結婚というのはなかなか難しいものです。私は相当ラッキーだったのだろうと思います。よく結婚式で新郎の父親が「まだまだ未熟な二人ですので…」などと言います。今、当時を振り返ると本当に未熟だったと感じます。
そんな半人前の二人がいっしょに暮らし始めるわけですから、すれ違いや意見の対立がないわけがありません。
でも、せっかくいっしょになった伴侶です。お互い思いやり、助けあいを繰り返していけば、そこから成長できるのです。子どもの存在がそれを加速してくれます。
私が結婚に際して一番怖かったことは、自分の心変わりでした。相手の心変わりはいたしかたないことですが、自分の方がそうなってしまったら、申し訳ないではすみませんからね。『結婚相手すら守れないようなら、俺は何も守れないじゃないか』と思っていました。10年かけたおかげ?で、そんなことにはならず良かったです。