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子育てに学ぶ。じいたんの子育てサポートブログ

お風呂場はパラダイス!(実践録1)

こんにちは。じいたんです。 今回から数回にわたって、私が娘や孫としたことを話したいと思います。 まもなく、冬至です。柚湯につかってほっと一息。毎日でもいいくらいですが、実は私個人は子どもの頃、お風呂があまり好きではありませんでした。暑いし、面倒だし。今でも好きかと言われると疑問符がつきます。子どもたちもときどきお風呂を嫌がります。 そこで、私はアイスキャンディー(チューベットみたいなの)を持ち出しました。 「おふろで、これを食べるぜ!!」 私自身が子どもの頃にしたかったことなのですが、今のところ、これでのってこない子は現れておりません。アイスキャンディーがないときはただの氷でもいいのです。暑いお風呂に対抗するためにね。 でも、それだけでは持ちません。お風呂というのは狭い空間ですし、子どももどこかに行きませんから、小さい子を監視するには都合がいいし、外で遊ぶよりかなり楽。できれば少し時間を稼ぎたいのです。 で、次はエンターテイメントです。これもいろいろありますよ。お風呂用のおもちゃで遊べますし、人形劇もできます。例えば、ペンギンとラッコの会話。 ラッコ 「なんか、今日のお風呂ぬるくないかな」 ペンギン「そんなことないよ。僕には十分に熱いや」 ラッコ 「これが熱いってぇ。江戸っ子じゃないね。君は」 ペンギン「あたりまえでしょ。僕、南極っ子だもの。君はどこっ子なのさ」 ラッコ 「え? うーん……らっ子」 etc じいたんギャグで恐縮ですが、子どもは笑ってくれます。中に難しい言葉とかが出てきますね。でも、それはそれでいいのです。「江戸っ子ってなに?」「南極ってなに?」という興味を引き出せるのですから。 どうせなら、何か知っていることをひとつ教えるというのも、お風呂のテーマになっています。そのうちに、子どもが自分で人形劇をするようになります。クリエイション力とプレゼンテーション力が身に付くというわけです。 おもちゃをお風呂場のどこかに隠す「かくしんぼ」という遊びも面白いですよ。どうやらおもちゃを見つけ出すより、隠す方が好きみたいです。そういう特性があるのかもしれませんね。 高度なところでいうとゴム風船。2つのゴム風船に水をいれ、片方には少し空気も入れます。もう一つは水だけです。一見、大きさも重さもいっしょです。でもお風呂に浮かべると…。 4歳だった孫は 「なんで、こっちは沈むのに、こっちは浮くの?」と即座に聞いてきました。 「どうしてだと思う?」 「ピンクだと沈むのかな。黄色いのは軽いのかな」 「じゃあ、もう少し観察してみなよ」 孫が夢中になって調べている間、私は下の孫娘を洗っています。すると。 「じいたん、こっちは空気が入っていて、空気のところまでは沈んでいるよ」 正直、このときはちょっと驚きました。そこまで見破るとは。やっぱり子どもを馬鹿にしてはいけないです。アルキメデスが浮力を発見したのがお風呂の中だったという話もありますけれど、実験というのは効果的なんですね。お風呂はこの手の実験には有効な場所です。なにしろ、どんなに濡れてもかまわないところがいいですよ。 それはともかく、私は誰よりもたくさん孫とお風呂に入っています。私の家にいるときは、他の人と入ろうとしません。裸のつきあいが長いのですから、親密度も濃くなっていると思います。 お母さんには時間的に余裕がないでしょうから、休みの日、お父さんにはぜひお風呂で子どもと遊んでほしいですね。それで、日頃のふれあい不足を取り返しましょう。