人形のまち岩槻で毎年開催される珍しいイベント
その名も「城下町岩槻 鷹狩り行列」
300年近く続く太平の世を築いた徳川家康公は、さまざまなエピソードが語り継がれていますが、中でも無類の鷹狩り好きだったことは有名かもしれません。
鷹狩りは娯楽としてのみならず、軍事調練などもかねていたようですね。
家康公は、鷹狩りをしながら何度も岩槻を訪れていたそうで、岩槻城主は、加倉口御門外でお出迎えしていたと伝えられています。
その歴史の1ページを再現する「鷹狩り行列」は、毎年11月ごろに開催されています。将軍の鷹狩り行列や、それをお出迎えする岩槻藩主の演武、
また、鷹匠による放鷹術が披露されます。
放鷹術では、商店街のビルの上に放った鷹を笛で呼び戻したり、二人一組でアーチを作った見物客が並んで、10m超のトンネルをつくりそのトンネルの中を鷹にくぐらせたりと訓練された鷹の賢さや飛行能力の高さを間近に見る事ができます。
鷹がトンネルや狭い隙間を飛ぶときに、羽を半分くらいの大きさに折りたたんで、すり抜けるように飛ぶ様には、鳥好きでなくともときめくのではないでしょうか。
歴史の1ページを再現する「鷹狩り行列」に出演することもできるようですよ!
将軍、藩主、姫、腰元、徒、側衆、小十人組、旗持ち、目付、侍女などに扮して歴史のワンシーンを演じるなんて、なかなか珍しい体験になりそうですね。
※平成30年の募集はまだのようですが、毎年夏ごろに募集がはじまるようです。